日常の運転で身につくドライビングテクニック【アクセル編】
日常の運転で身につくドライビングテクニック【アクセル】
みなさんこんにちは!
NEOスポーツドライビングエクスペリエンス、インストラクターの加賀美です。
みなさんは日常の運転の中でアクセル操作で意識していることはありますか?
日常レベルの運転でもアクセル、ブレーキ、ステアリング操作など、それぞれ少しずつ意識しながら運転することで、ドライビングテクニックは大きく向上します。今回はアクセル操作について細かくお伝えしていきますね。
アクセルコントロール
モータースポーツのシーンではアクセルコントロールは極めて重要で、特にコーナー立ち上がりではミリ単位の操作が要求されます。レーシングカーともなるとレスポンスも非常に良く、クルマによってはアクセルペダルのストロークも短いためさらに繊細な操作が要求されます。
ポイント
対して日常の運転では、ここまでの繊細な操作は必要ありませんが、ポイントを押さえて操作をすることで乗り心地の良さや燃費の向上に大きく貢献します。
まず意識するポイントとしては段階的なペダル操作です。例えば今のあなたのアクセル操作が5段階だとした場合(全閉状態から全開状態まで)、これをさらに細かくして8段階や10段階にするようなイメージです。
これをすることで緩やかな加速が生まれ、燃費(電費)の向上に繋がります。また特に発進時に、より細かな段階を意識することで乗り心地の良さや更なる燃費向上に繋がります。
これは特にハイパワーなクルマ程効果的です。
AT車の場合はクリープで発進、その後緩やかにアクセルオンというのが良いでしょう。MT車の場合はアクセル操作は最小限、半クラのみで発進するくらいで十分です。
クラッチが完全に繋がったら徐々にアクセルを開けていきましょう!
これらの操作を普段から意識して身体に染み込ませ、無意識にできるようになれば、いざサーキットを走るという時でもコントロールのスキルは大幅に向上します。
是非意識してみてください!
加賀美綾佑
1989年6月20日生まれ
東京都出身
車好きの父の影響で幼少から自動車レースに興味を持ち、18歳の時にモータースポーツの専門学校へ入学。上達の速さが認められ、卒業を待たずして当時としては異例の在学2年目でレース参戦を果たす。初の参戦となったS-FJシリーズは年間24台のエントリーがあった中、シリーズ4位でシーズンを終えた。翌年にはステップアップしフォーミュラチャレンジジャパンへ参戦。カート時代から活躍している強力なライバルたちとしのぎを削りシーズンを戦った。現代のGTドライバーを数多く排出したのもこのカテゴリーである。
その後もミドルフォーミュラのカテゴリーを中心に経験を積み、現在はポルシェトラックエクスペリエンスのインストラクターをはじめ、各メーカーのプロダクトトレーナーを務める。
また自身の会社では、モータースポーツ業界に関わる人材の育成を目的としたプログラムNMSPを発足。若手の教育にも力を入れている。
インストラクター及びプロダクトトレーナーとしてこれまで経験したメーカー
・PORSCHE
・日産
・トヨタ
・BMW
・Mercedes
・Lamborghini
・VOLVO
・Peugeot
・LEXUS
・JAGUAR
・LAND ROVER